ミニ二胡

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    今日は、ミニ二胡をご紹介します。



    本物の二胡と並べた写真です。



    ミニ二胡ながら、結構上級な紫檀材で細部までしっかり造り込まれています。
    一応、音も出ますが、当然ながら音程は取りづらいです。




    大胡

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      二胡工場を訪問したとき、大胡が置いてありました。



      二胡の仲間の胡琴類で、低音を担う楽器として中胡があります。
      中胡があるということは大胡もあるのですが、実物を見る機会は中国の楽器見本市など限られています。

      改めてじっくり見ると、まるで二胡のお化けのようで、その大きさに圧倒されます。





      ちなみに、大胡の上に普通の二胡を置くと、下の写真のようになります。



      試奏もさせてもらったのですが、まるでコントラバスのような音でした。
      おそらく二胡アンサンブルなどで使われるのでしょうが、演奏されているところは中国音楽のイベントで1回見たことがあるだけで、ほとんど使われることはないのでしょうね。

      セラミック?二胡駒

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        今年(2015年)の北京ショーで、セラミック製と称する二胡駒を見つけました。



        ブースを出している工房主と思われる人は、「セラミック製だよ」と言うのですが、現物を見る限り、単なるプラスチック製にしか見えません。

        プラスチック製の二胡駒は、それほど珍しくもないかと思いますが、作りが割と綺麗だったので、買ってきました。

        所詮、プラスチック製の二胡駒ということで、期待していなかったのですが、試奏してみると、音の雑味が少なく、深みがあり、まろやかでありながら、そこそこ音量が出ていました。何ならメイン使いの駒にしようかと思うほどです。プラスチック駒、侮れません。

        楽器見本市は、行く度に新たな発見があるので、やめられませんね。

        二胡の蛇皮

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          二胡工場で、入荷した蛇皮の裁断作業を行っていたので、見学しました。



          二胡に使う蛇皮は、人間でいうところの首以上と腰以下に当たる部分が切り落とされた状態で入荷してきます。

          これを縦長に二つ折りにし、背中側をおおむね17cm幅で残して左右(つまり脇から腹の側)を切り落とします。







          大きな蛇皮のうち、二胡に使える部分は、ご覧のようにわずか。しかも、このうち高級二胡に使える部位はさらに少なく、大きな蛇皮1枚から高級二胡4〜5本分しか取れないそうです。何とも贅沢ですね。

          腹側は食事などでどうしても伸び縮みするのに対して、背中側は伸び縮みすることも少なく安定しているので、皮の状態も良く、鱗も適度な大きさで揃うようです。

          なお、切り落とされた脇や腹の部分は、ベルトや鞄などの加工業者へ再販され、しっかりと利用されるそうです。

          もともと二胡に使われるニシキヘビは、東南アジアで食用に養殖されているもので、肉も皮も余すところなく利用されているのです。

          二胡の糸巻き

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            二胡は、調弦をするため、棹の上部に「糸巻き」が2本差し込まれています。

            通常、糸巻きは、胴や棹と同じ材質の木で作られています。



            この糸巻きですが、棹に開けられた穴に、棒状の糸巻きが、ただ差し込まれているだけなので、調弦して糸巻きを固定するため、糸巻きを押し込みながら回さなければなりません。つまり、片手で糸巻きを握り込み、棹の裏面から表面に向けて力を入れ、押し込みながら糸巻きを回すので、慣れるまでは調弦が難しいと感じることが多いようです。

            また、調弦に慣れた後も、音程の微調整はなかなか難しいものなので、弦に微調整金具を取り付けられる方も多いようです。



            このため、オーソドックスな木軸糸巻きではなく、金属軸糸巻きの二胡を愛用される方も多くおられるようです。



            金属軸糸巻きの利点は、何といってもその調弦のしやすさです。金属軸糸巻きは、糸巻きを押し込んで回す必要がなく、力を抜いてしまって弦の張力で糸巻きが戻ってしまうという失敗もありません。微妙な調弦も楽に行うことができます。

            一方で金属軸糸巻きの二胡は、音色が金属的というか、硬くなってしまうといわれています。
            あとは、木軸糸巻きの二胡に比べて、重量が重くなってしまうのと、弦交換が木軸糸巻きより難しいのが難点です。

            音色は、好みの問題なので、硬い音色が悪いというわけではありません。利便性も含めた好みで選ばれたら良いかと思います。

            千斤の位置

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              千斤の位置について、基準はあるのでしょうか。

              胴の上に肘を置いて90度に曲げ、棹に沿って真上に腕を伸ばしたときに、小指の付け根あたりがくる場所に千斤を付けるとよいという話はよく聞きます。



              演奏者の体格に合わせた合理的な基準のようにも思えますが、これだと腕の長い人や短い人は、不自然な位置に千斤がくることになります。

              この千斤の位置の問題について、音の面から研究された方がおられるようで、その研究によると、駒から千斤の下辺までの長さを38〜39cmにするのが良いのだそうです。これは、駒から擦弦点までの距離の8倍の位置に千斤を付けると良いということから導き出された数値で、何でも "A" の音の振幅に関係するのだそうです。



              私には、難しい理論はわかりませんが、これに従って、駒から39cmの位置に千斤を付けるようにしています。

              愛知大学二胡部「知音」

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                2015年3月20日、名古屋の若宮八幡社で、愛知大学二胡部「知音」のメンバーと、知音を指導する二胡奏者・坂部恵奈さんによる演奏が披露されました。

                若宮八幡社は、名古屋名物?
                100メートル道路の一つ「若宮大通」の由来となっている由緒ある神社で、都会の真ん中にあることを感じさせない落ち着いた心地よい空間です。

                この日は、能の舞や居合いが披露されたほか、12名のメンバーにより「茉莉花」、「早春賦」、「花」が演奏され、また坂部さんによる「賽馬」、坂部さんと津軽三味線奏者・山口晃司さんによる「時の旅人」が演奏されました。




                大学の二胡部というのは大変珍しいと思うのですが、愛知大学に現代中国語学科という学科があり、中国繋がりで二胡部が創設されたのだそうです。各メンバーの演奏は、二胡歴の浅い学生とは思えないレベルの高いもので、日頃から熱心に練習に励んでいることが窺い知れました。


                 


                西洋松脂

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                  弓の毛に塗る松脂ですが、"西洋松脂" を試したことはありますか。
                  西洋松脂とは、すなわちバイオリン属の弦楽器用の松脂のことです。

                  「バイオリン用の松脂を二胡に使うの?」と思われるかもしれませんが、中国製の松脂でもバイオリン用、二胡用と特に分けずに、単に松脂として販売されていることも多く、バイオリン用の松脂を二胡に使うことは割と普通に行われています。

                  今回は、この “西洋松脂” の中から3種類をピックアップしてご紹介します。

                  1.ベルナルデル(BERNARDEL):フランス製



                  バイオリン界でも定番中の定番松脂ですが、二胡界でも有名二胡奏者が愛用するなど定番松脂といえます。
                  特徴は、何といってもその粒子の細かさ。さらっとした弾き心地で、純度の高い綺麗な音が出せます。
                  さらさらと弾けるので、クラシカルな楽曲にも向いているかもしれません。

                  2.ジェイド(JADE):フランス製



                  緑色の特徴的な見た目が印象的です。
                  極めて均整の取れた松脂で、程よい引っ掛かりと音質の美しさを兼ね備えています。
                  バランスの良い松脂なので、どんな楽曲にもオールマイティに応えてくれます。

                  3.コルスタイン(Kolstein):アメリカ製



                  アメリカ・ニューヨークにあるコルスタイン工房は、高品質の弦楽器及び松脂を製作することで有名です。
                  コルスタインのバイオリン用松脂は、その強い粘り気が特徴です。引っ掛かりが強いものの、音が荒れにくく、純度の高い音色が奏でられます。
                  粘度が高いため、メロウな楽曲のロングトーンなどには不向きかもしれませんが、中国曲をバリバリ弾かれるような方にはピッタリかもしれません。

                  二胡は、弦の振動を駒を通じて蛇皮、そして胴へと伝えて音を出す楽器ですが、その弦の振動を生み出すのが弓の毛に塗られた松脂の粘着です。どのような松脂を使うかで生み出される音がかなり違ってきますので、色々な松脂を試してみてはいかかでしょうか。

                  二胡と胡弓

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                    二胡という楽器を表す場合に、たまに「胡弓」という名前が使われていることがあります。
                    しかし、胡弓という楽器は二胡とは別に存在しており、二胡という楽器を表す場合に「胡弓」という名前が使われていることに違和感を感じます。

                    胡弓は、日本の擦弦楽器で、3本の弦が張られており、三味線を小型にしたような大きさ・見た目です。

                    二胡がまったく別の楽器の名前である胡弓と呼ばれるようになった理由として、二胡が日本に入ってきた当時、二胡だと馴染みがないため、同じ擦弦楽器で日本に以前からある胡弓の名前を借りて「中国胡弓(胡弓の中国版)」と呼んだためと言われています。
                    擦弦楽器という点は同じですが、二胡と胡弓では、構造や奏法が違うので、胡弓の中国版というのはどうかと思います。

                    胡弓という用語には、特定の楽器としての胡弓を表す以外に、弓で弾く弦楽器の総称という意味もあるようで、その意味においては、二胡=胡弓でも間違いではないのでしょうが、和楽器としての胡弓がある以上、どうしても違和感を感じてしまうのです。

                    二胡の語源

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                      二胡という楽器の語源ですが、まず「二」は、弦が二本張られていることを表しています。



                      同様に、二胡と同じ構造で、弦が四本張られている「四胡」という中国民族楽器もあります。

                      次に「胡」ですが、この漢字には西方から来たものという意味があるそうです。
                      「胡」が付くものには、例えば、「胡椒(コショウ)」「胡瓜(きゅうり)」などがありますが、いずれも中国から見て西方から伝来しました。
                      二胡も、その起源には諸説ありますが、元となる楽器は中東ないし中央アジアで誕生したといわれており、中国から見て西方から伝来したことになります。

                      つまり、「二胡」とは「西方から来た二本の弦を持つ楽器」ということになります。


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