特製雑音止め

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    通常はフェルトやスポンジが使われる二胡の雑音止め(控制墊 〔コンジーディエン〕)ですが、この二大素材を組み合わせて作られた特製雑音止めを入手しました。

     

     

    スポンジをフェルトで包み込み、折り返しの部分以外の三辺を縫い合わせたものです。

     

    早速装着して試奏してみました。

     

     

     

    気になる音色ですが、スポンジほど鋭くなく、フェルトほど柔らかくない、つまりスポンジとフェルトの中間の音色でした。

    スポンジとフェルトを組み合わせて作った物なので、当然といえばそれまでなのですが、手の込んだ仕事だったもので、何か特別な変化を期待してしまっていたのでしょう。なんだかとてもがっかりした結果に思えてしまいました。

     


    人工皮

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      二胡の胴には、一般的にニシキヘビの皮が張られます。

      ただ、このニシキヘビの皮は、ワシントン条約で輸出入が規制されているため、国外への持ち出しに手続が必要など、何かと面倒です。

      また、ニシキヘビの皮はデリケートな素材で、楽器を保管する際に特に気を遣う部位ですが、中には蛇皮にとって好ましくない環境の国もあります。

      このようなことから、人工皮は普及しないものかとふと考えました。

       

      実際、世界的な二胡奏者のジョージ・ガオ氏は、自らが開発に携わり使用している「韶琴」という二胡に人工皮を採用しています。結構ちゃんとした人工皮で、音もなかなかなのですが、一般に普及しそうにはありません。

       

      楽器の見本市でも「倣生皮研究所」などという大層な名前の業者が人工皮を展示していましたが、ペラペラのプラスチックシートで、とても研究の結果開発された代物には見えず、これが普及するとは思えません。

       

       

      結局のところ、これまでになかった国で愛好者が急増し、その国が蛇皮にとって過酷な環境だったといったことでもない限り、人工皮に興味を示すのは国外にまで活動の幅を広げている一部の演奏家だけということになるので、そもそも需要自体があまりないのでしょうね。

       

       


      翡翠二胡

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        北京ショー・2016で、翡翠製の二胡を見つけました。





        この工房は、翡翠製の胡琴類専門のようで、二胡の横に翡翠製の京胡が展示されている他、カタログには翡翠製の板胡まで載っていました。

        どのような音がするのか、とても興味があり、試奏してみました。「さぞ鳴らないだろうな」と思いながら試奏したのですが、意外にも、それなりに音が出ていました(もちろん、木製の二胡のような鳴りではありませんが…)。

        ただ、楽器の重量が馬鹿みたいに重く、とても二胡の重さとは思えません。

        実用よりも、部屋に飾るなど美術品としての需要を見込んでいるのでしょうか。
         

        ドイツで二胡

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          楽器業界で働いている知人が、ドイツのフランクフルトで毎年開催される楽器見本市に行ってきました。



          その出展ブースの中に、何と中国民族楽器のブースを見つけたとのことで、写真を送ってくれました。







          ブースを出展していたのは、日本でも「敦煌牌」の名前でお馴染みの「上海民族楽器一廠」。中国で最大の民族楽器工場の1つです。

          ドイツで中国民族音楽を広めようということなのか、ドイツ在住の中国人に向けたビジネスなのか。送ってもらった写真には、少々驚かされました。

          化粧パフ

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            二胡の駒の下に付けられる雑音止め(控制墊 〔コンジーディエン〕)は、二胡の音を作る上で、非常に重要な部品です。
            どのような素材のものを使うかで、かなり音が変わってきます。



            一般的には、フェルトやスポンジが使われることが多いようです。



            中には、化粧用のパフを程よい大きさに切って、雑音止めとして使われる方もおられるようです。



            化粧パフの利点としては、以下のものが挙げられます。
            ● 音がしなやかになり、柔らかくなる。
            ● 通常雑音止めとして使用される工業用スポンジに比べて密度が低く、
              劣化(硬化)しにくい。

            一方で、欠点としては、以下のものが挙げられます。
            ● 密度が低いため、雑音除去効果がやや薄い。
            ● フェルトと比較した場合、劣化が早い。

            他の素材と同様、利点だけでなく欠点もあるので、好みに合わせて選んでいく必要がありますね。

            二胡ポジションガイド

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              以前、上海の楽器ショーで見つけた「二胡ポジションガイド」を、実際に二胡に取り付けてみました。







              細長いプラスチックの棒の弦側にレールが設けられていて、指をガイドする白いプラスチックの部品がはめ込まれています。



              この部品は、指を置くべき位置に合わせて動かすことができます。



              ポジションガイド器自体は、上下2か所をテグスで棹に留めて固定します。

              実際に使ってみると、かなりの違和感があります。少なくとも、このガイドに従って指を置いていけば自動的に正しい音が出せるとはならないのではないかと思います。

              また、自分が出している音を耳で確認しながら演奏するのは大事かと思いますが、このようなポジションガイドは、そういった耳で確認するプロセスと相容れない器具のように感じられ、受け入れ難く感じてしまいます。

              棹にポジションの目安となる印を入れることは、普通に行われていますが、これとは全然違います。

              面白い器具だとは思いましたが、実際には使えないと感じました。

              二胡弦交換

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                二胡弦を交換するときは、まず胴敷裏側のテールピースピンに新品弦の末端(輪になっている部分)を引っ掛けます。



                そして、糸巻側での弦交換作業を行っていくのですが、よくあるのが、せっかくいいところまでいったのに、最初に引っ掛けた弦の末端がテールピースピンから外れてしまい、最初からやり直しになるという失敗です。

                この失敗を防ぐには、テールピースピンに引っ掛けた弦をテープで固定しまえばいいのですが、面倒です。



                このため、私は、テールピースピンに引っ掛けた弦を上方に引っ張り上げ、そのまま胴を足で挟んで固定し、弦交換の作業を行っています。



                ただ、蛇皮は非常にデリケートな素材のため、強く挟みすぎないように注意しています。

                また、胴の周辺は、松脂で汚れていることも多いので、注意が必要な場合があります。

                干支二胡

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                  かなり前ですが、上海の楽器店で、琴頭の部分に干支が彫られた二胡を見つけたので、写真に撮っていました。



                  来年(2016年)の干支の猿もあります。



                  以前中国で、木製品の市場に連れて行ってもらったときに、私の干支を聞かれ(虎なのですが)、紫檀製の木彫りの虎をお土産にもらったことがあります。何でも、自分の干支の置物を身近に置いておくと、いいことがあるのだとか。



                  これら干支二胡も、自分の干支の彫られた二胡を使っていると、上達が早いなどのいいことがあるのでしょうか。

                  蘇州観光

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                    上海ショー(MUSIC CHINA 2015)を見学した翌日、蘇州を観光してきました。



                    蘇州に行くのは2回目です。
                    上海駅から蘇州駅までは、中国版新幹線で約30分。
                    蘇州駅からは、地下鉄、バス、徒歩を組み合わせて、お目当ての観光地を回りました。

                    まずは、寒山寺。



                    ここには、建物3階分はある大鐘があります。





                    この大鐘を撞くこともできます。
                    大迫力の音なのですが、音色はというと、やはり大味というか、正直、良い音色とは言い難いです。

                    次に、世界遺産の留園。





                    中国四大名園の1つだそうです。

                    最後に、盤門。



                    蘇州の街は、昔、外敵から守るため、城壁で囲まれていたのですが、その城壁に開けられた門で唯一現存しているものだそうです。

                    蘇州の街は、観光地なので、人は多いですが、見どころも多く、上海に比べて落ち着いているので、お勧めです。
                    上海から近くて行きやすいので、上海方面に来られたら、是非、足を延ばしてみられてはいかがでしょうか。

                    巨大革胡

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                      今年も、上海ショー(MUSIC CHINA 2015)に行ってきました。

                      毎年、民族楽器のホールは、大工場の絢爛豪華なブースが建ち並ぶエリアと、小規模な工房の小さなブースが密集するエリアに分かれています。

                      上海最大の民族楽器工場「上海民族楽器一廠」も、毎年絢爛豪華なブースを出しているのですが、今年は、その絢爛豪華なブースの最も目立つ場所に、巨大革胡を展示していました。





                      もちろん、本当に演奏できるわけでなく、単なるオブジェですが、巨大弓まで添えられているという凝りよう。

                      毎年、こういった演出には驚かされるとともに、楽しみでもあります。


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