飾り窓

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    二胡の音は、弓で弾いた弦の振動が駒から蛇皮へ伝わり、琴筒(琴胴)で共鳴して後方の音窓部分から出るという仕組みになっています。演奏会や発表会などで見かけたこともあるかと思いますが、マイクが二胡の後ろに設置されて、拾音されているのはそのためです。

    さて、二胡の後ろ側には、前面の蛇皮と違って木製の飾り窓が取り付けられていますよね。この飾り窓にも、二胡本体の産地ごとの形状というものが存在します。飾り窓のスタイルとして、蘇州・上海式は全体を覆うような形状をしており、蘇州式に比べると上海式は細かく彫られた透かし彫りのデザインとなっています。


    蘇州式飾り窓


    上海式飾り窓

    いわゆる昔ながらの北京式二胡の飾り窓は、琴筒後ろの周囲に沿って透かし彫りの縁取りがあり、真ん中が空いているデザインになっています。


    北京式飾り窓1

    ここ最近の六角の北京式二胡では、このような蘇州スタイルと真ん中の空いた北京式スタイルを融合したようなデザインの飾り窓も存在します。


    北京式飾り窓2

    では一体、この飾り窓は何のために取り付けられているのでしょうか?一説によると、ネズミやゴキブリが琴筒に忍び込んでニシキヘビの皮をかじるのを防ぐために取り付けられているという話もあるそうです。。。(笑)

    実際には二胡の音色に大きく影響しているパーツで、飾り窓がないと、琴筒からストレートに音が出過ぎてしまい、二胡らしい柔らかい音色が出ないということです。ある実験結果によると、後方の音窓全体を30%遮音する形が最も音量と音色のバランスがとれているそうで、もしかすると、現在の蘇州や上海スタイルの飾り窓が、既に3割くらいの遮音率となっており、一番二胡らしい音色を得られているのかも知れませんね。

    皆さんの二胡の飾り窓がどんな形状になっているか、この機会に確かめてみるのも面白いと思いますよ。

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