Thomastik 新二胡弦 "SOLO"

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    バイオリン等の弦で有名なオーストリアの老舗弦メーカー「Thomastik - Infeld」社から、新二胡弦 "ERHU SOLO" が発売されたので、早速試しました。

     

    新しく発売されたのは、以下の2種です。

     

    ・ERP-100(ERHU SOLO 赤)

     外弦:スチールワイヤー、錫メッキ加工

     内弦:スチールコア、クロム巻き

     

     

    ・ERP-101(ERHU SOLO 青)

     外弦:クロムスチール

     内弦:ERP-100と同じ

     

     

    ERP-100(ERHU SOLO 赤)は、ふくよか(特に中音域)で繊細

    ERP-101(ERHU SOLO 青)は、輪郭がはっきりしていて明るい

    というのが、試奏した感想です。

     

    Thomastik 社は、以前から ER-100 という二胡弦を販売しており、この弦を愛用している二胡愛好家の方々を多く知っていますが、今回発売の2種は、その ER-100 の上位機種ということもあり、さすがに良い弦でした。

     

    一つ残念だったのが、この2種で外弦の性格が大きく異なるのに、内弦は同じ弦がセットになっていることで、少々無理があるのではないかと感じました。

     


    高級二胡弓

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      先日、中国で高級二胡弓を見つけました。

       

       

      フロッグやスクリューは、白木のままで、渋い見た目です。

       

       

      特徴的なのが、馬毛の手元側で、細い紐を編み上げて馬毛を包むとともに、フロッグに引っ掛ける輪も編んで作っています。

       

       

       

      凝った作りのため、馬毛の手元側が硬めに仕上がっていました。

      個人的には、薄いビニールチューブなどで柔らかく仕上げた弓が好きなため、自分には合いませんでしたが、硬めが好きな方には良いのではないかと思いました。

       


      雄馬の馬毛

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        二胡弓の有名製作師・王小迪氏が製作した二胡弓の棹には、1枚のラベルが貼られています。

         

         

        そのラベルには、「公馬尾製作」と表記されています。

         

         

         

        「公馬」とは、雄の馬のことで、王小迪氏が、雄馬の馬毛を選んで使っていることがわかります。

         

        私の知る限り、他の二胡弓工房で、馬毛の雄・雌にこだわっているところは知らないのですが、有名製作師の王小迪氏がこだわって使用していることからすると、雄馬の馬毛の方が優れている何かがあるのだと思います。

         

        少し調べてみたところ、雄の馬毛は、毛の表面のキューティクルが丈夫で、かつ毛自体が太いため、音量が豊かになり、毛が切れにくいという特徴があるようです。

         

        違いを試してみたいのですが、他の二胡弓工房は、使っている馬毛の雄・雌の別を明らかにしていないので、比較対象の弓がなく、試せないのが残念です。

         


        変形駒

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          変形の二胡駒を入手しました。

           

           

          蛇皮の接地面は楕円形で、横から見て板が3枚切り立った状態になっており、中央線上に切り込みが入っています。

           

          装着した状態で、下の写真のようになります。

           

           

          装着して弾いてみたところ、音が結構大きくなり、それでいてギャンギャンうるさく鳴る感じはありません。若干音が硬くなったかなと思いましたが、気になるほどではありません。なかなか良い駒だと思いました。

           

          ところで、切り立った状態の3枚の板ですが、真ん中の板に比べて、上下の板は、頂点が少しだけ下げられています。弦が3枚の板に均等に当たるようにしているのかと思ったのですが、下の写真のとおり、上下の板には弦が当たりません。このため、なぜ3枚の板が切り立っているのか、分かりませんでした。

           

           


          銀二胡弦

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            二胡弦の素材について、昔は絹弦が使われていましたが、現在ではスチール弦が主流となっています。

            このスチール弦に銀メッキを施した銀二胡弦が、各メーカーから発売されています。

             

             

            銀二胡弦は、高音成分が艶やかになる一方で、音がやや硬くなるという特徴があります。

             

            その中で、北京の「徳帥」と河北省の「楽海」の銀二胡弦は、音がそれほど硬くならずに高音成分の艶やかさが得られるという銀二胡弦の良い部分が出ており、お勧めできる弦だと思います。

             

            徳帥の銀二胡弦

             

            楽海の銀二胡弦

             


            紫檀材の弓

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              二胡の弓は、通常、棹が竹でできています。

              少なくとも私は、棹に竹が使用されていない二胡弓を、これまでに見たことがありません。

              ただ、棹の一部が竹以外でできた二胡弓は、持っています。

              それが、この写真の二胡弓です。

               

               

              手元側を拡大すると以下のとおりで、手元側は紫檀材でできています。

              この紫檀材の手元部分と、先端側の竹棹が、真鍮製のパイプで繋がれています。

               

               

              二胡弓全体の重量は約55gで、棹がすべて竹製の二胡弓に比べて10g程度重くなりますが、手元側がその重みで安定するので、使い易く感じます。「軽量 = 操作性が良い」でないことを実感させてくれる、お気に入りの一本です。

               


              二胡ポジションガイド

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                以前、上海の楽器ショーで見つけた「二胡ポジションガイド」を、実際に二胡に取り付けてみました。







                細長いプラスチックの棒の弦側にレールが設けられていて、指をガイドする白いプラスチックの部品がはめ込まれています。



                この部品は、指を置くべき位置に合わせて動かすことができます。



                ポジションガイド器自体は、上下2か所をテグスで棹に留めて固定します。

                実際に使ってみると、かなりの違和感があります。少なくとも、このガイドに従って指を置いていけば自動的に正しい音が出せるとはならないのではないかと思います。

                また、自分が出している音を耳で確認しながら演奏するのは大事かと思いますが、このようなポジションガイドは、そういった耳で確認するプロセスと相容れない器具のように感じられ、受け入れ難く感じてしまいます。

                棹にポジションの目安となる印を入れることは、普通に行われていますが、これとは全然違います。

                面白い器具だとは思いましたが、実際には使えないと感じました。

                セラミック?二胡駒

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                  今年(2015年)の北京ショーで、セラミック製と称する二胡駒を見つけました。



                  ブースを出している工房主と思われる人は、「セラミック製だよ」と言うのですが、現物を見る限り、単なるプラスチック製にしか見えません。

                  プラスチック製の二胡駒は、それほど珍しくもないかと思いますが、作りが割と綺麗だったので、買ってきました。

                  所詮、プラスチック製の二胡駒ということで、期待していなかったのですが、試奏してみると、音の雑味が少なく、深みがあり、まろやかでありながら、そこそこ音量が出ていました。何ならメイン使いの駒にしようかと思うほどです。プラスチック駒、侮れません。

                  楽器見本市は、行く度に新たな発見があるので、やめられませんね。

                  千斤の位置

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                    千斤の位置について、基準はあるのでしょうか。

                    胴の上に肘を置いて90度に曲げ、棹に沿って真上に腕を伸ばしたときに、小指の付け根あたりがくる場所に千斤を付けるとよいという話はよく聞きます。



                    演奏者の体格に合わせた合理的な基準のようにも思えますが、これだと腕の長い人や短い人は、不自然な位置に千斤がくることになります。

                    この千斤の位置の問題について、音の面から研究された方がおられるようで、その研究によると、駒から千斤の下辺までの長さを38〜39cmにするのが良いのだそうです。これは、駒から擦弦点までの距離の8倍の位置に千斤を付けると良いということから導き出された数値で、何でも "A" の音の振幅に関係するのだそうです。



                    私には、難しい理論はわかりませんが、これに従って、駒から39cmの位置に千斤を付けるようにしています。

                    愛知大学二胡部「知音」

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                      2015年3月20日、名古屋の若宮八幡社で、愛知大学二胡部「知音」のメンバーと、知音を指導する二胡奏者・坂部恵奈さんによる演奏が披露されました。

                      若宮八幡社は、名古屋名物?
                      100メートル道路の一つ「若宮大通」の由来となっている由緒ある神社で、都会の真ん中にあることを感じさせない落ち着いた心地よい空間です。

                      この日は、能の舞や居合いが披露されたほか、12名のメンバーにより「茉莉花」、「早春賦」、「花」が演奏され、また坂部さんによる「賽馬」、坂部さんと津軽三味線奏者・山口晃司さんによる「時の旅人」が演奏されました。




                      大学の二胡部というのは大変珍しいと思うのですが、愛知大学に現代中国語学科という学科があり、中国繋がりで二胡部が創設されたのだそうです。各メンバーの演奏は、二胡歴の浅い学生とは思えないレベルの高いもので、日頃から熱心に練習に励んでいることが窺い知れました。


                       



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